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:2016/06/16(木) 23:09:35.89 ID:
「ほっとしている」「うんざりだった」-。

 東京都議会側からの辞職要請を拒み続けてきた舛添要一知事が辞職する意向を固めたことが判明した15日午前、都庁内では混乱に一定の区切りが付いたことへの安堵の声が聞かれた。

一方で、2代続けてトップが「政治とカネ」で退場する事態に「都政の信頼失墜は深刻だ」と不安も漏れた。

 午前9時半すぎ、庁舎内のテレビに「舛添氏が辞意」のニュース速報が流れると、職員たちは驚いた様子をみせた。

 男性職員は「驚いているけど、もううんざりしていたので決断してくれて良かった」。

ただ、トップ辞職となれば、それぞれの業務への影響が想定され、情報収集のために慌てた様子で廊下を走った。

 テレビを食い入るように見つめていた職員は、「都議会解散という最悪の事態は免れた。また選挙になるが、都政を進めることができる」と漏らした。

 5月に舛添氏の政治資金をめぐる問題が発覚してから今月9日までに、都庁には3万2千件以上の意見が都民から電話やメールで寄せられ、ほとんどは舛添氏への批判だった。

自らが引き起こした問題の対応に職員が追われていることに対し、舛添氏は10日の定例記者会見で、「本当に頭が下がるし、反省している」と謝罪の言葉を並べた。

 しかし、一方では高額になった海外出張費や私的利用の疑いがかかった公用車の問題で、「事務方が決めた」と責任を転嫁する発言を繰り返した。

ある都幹部は「こちらに泥をかぶせた時点で見限った」とあきれた表情を見せる。

 別の幹部は舛添氏がぎりぎりまで「都政の混乱を避けるために仕事を続けたい」と繰り返していたことを挙げ、こう皮肉った。

「辞職することで、ようやく混乱が避けられる」。

 一方、都議会からは厳しい声も。共産の都議は「遅きに失したとしか言いようがない」と指摘。

「知事は五輪を理由に辞職を避けようとしたが、国民は知事がリオデジャネイロ五輪に行くことが世界に恥ずかしいと思っていた」と述べた。

 民進の都議は「議会での議論もできず、都政が停滞していた。異常事態だ」と厳しい表情。

公明の都議は、2代連続で都知事が辞職に追い込まれる事態に「勘弁してほしい」と話していた。

http://www.sankei.com/politics/news/160615/plt1606150029-n1.html?view=pc
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