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:2016/04/25(月)18:48:13 ID:
市民が「米軍は沖縄から出て行け」と言ったらヘイトスピーチ(憎悪表現)になるかもしれない。
一方で沖縄差別をあおる演説は問題ない。与党の対策法案はそんな内容だ。
武装し日米地位協定で特権を保障される米軍人と、丸腰の一般市民。
圧倒的に力がある米軍人の方を守るような規定は、もちろん修正が必要だ。

それにしても、私たちはヘイトスピーチ問題に無関心すぎたのではないか。
沖縄で大規模な被害が少なかったとはいえ、報道も足りなかった。
そのつけが不可解な法案となって回ってきたとも言える。

「殺せ」「日本からたたき出せ」。こうした下劣な言葉が、
主に在日コリアンの尊厳を深く傷つけてきた。
被害があまりに深刻で、表現の自由との関係を考えても
やはり法的対策が必要だとの合意が、本土では形成されてきた。

本当は、沖縄もすでに標的にされている。オスプレイ配備に反対して銀座をパレードした
首長たちは「売国奴」、名護市辺野古で新基地建設に反対する市民は「ゴキブリ」とののしられた。
沖縄も当事者としてヘイトスピーチ法案について考えられるはずだ。論点は多い。
「保護に値しない表現」をどうやって決めるか。正当な抗議活動と、個人攻撃の境目はどこか。罰則は必要か-。

例えば与野党の修正協議で米軍人が保護の対象外になり、
逆に沖縄が対象に入ったとしても、それがゴールではないはずだ。
差別をなくすために何ができるかという問いに、真摯(しんし)に向き合っていきたい。(北部報道部・阿部岳)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160424-00000015-okinawat-oki
【【沖縄タイムス】在日コリアンと同等に米軍人が守られ、沖縄県民が守られぬヘイトスピーチ法規制。修正せねば「米軍は出て行け」と言えなくなる】の続きを読む