1: :2016/06/03(金) 23:30:02.39 ID:
昨年8月、男性弁護士(当時42)の局部を切断したなどとして、傷害と銃刀法違反の罪に問われた元プロボクサーで元慶大法科大学院生・小番一騎(こつがい・いっき)被告(25)の第6回公判が3日、東京地裁(家令和典裁判官)があり、検察側は「極めて猟奇的な凶行」として懲役6年と凶器に使われたハサミの没収を求め結審した。
弁護側は執行猶予付きの判決を求めた。判決は7月5日。
小番被告は紺のスーツに銀のネクタイ姿で出廷。頭髪は丸刈りだった。
検察側は論告で、20代の妻から不倫を告白された被告が、東京・渋谷区の量販店で枝切りばさみを購入して犯行に及んだと指摘。「計画的で、残忍かつ冷酷」「被害者に今も身体的・精神的苦痛を与え続けている」とし、さらに犯行が「安易かつ短絡的なもの」であることから「再犯の恐れが大きい」とした。
弁護側は最終弁論で「被告が愛する妻を傷つけられたことが原因。被告にとって妻はかけがえのない存在だった。学校生活を妻に支えてもらい、親の仕送りで生活している忸怩(じくじ)たる思いが被告にはあった。
幼い時に両親が別居し、温かい家庭を築くことが夢だった。妻を性欲のはけ口にされた、と思ったのは自然の感情だ。大いに酌むべき事情がある」と情状を訴えた。
さらに、枝切りばさみと包丁を用意した計画性は認めながらも、事件当日の朝、被告は弁護士会に送るつもりだった相談のメールを被害者宛てに誤送信しまうミスをし、それが凶行につながったと説いた。
この日は、小番被告の父親が情状証人として出廷。裁判官、検察側と傍聴席に一礼してから証言台に立ち、幼い頃から「乱暴な言動を聞いたことがない。粗野な振る舞いも見たことがないので、事件ではびっくりした。悪さをしたことがないので暴力的なしつけをしたこともない」と証言。
被告から「妻がセクハラ被害を受けている」などと相談を受け、「第三者が聞いて納得するには物的な証拠が必要だ」などとアドバイスしながらなだめたという。
父親は「(息子は)想像以上のことをやってしまったと反省しているように見受けられる。これから成長するにはどうしたらいいか。世の中でボランティアをするにしても、そういうことを指導していこうと思います。(事件を報じた)週刊誌なども目をそらさずにきちんと見て、世間がどう見ているかということもやっていこうと思う」と話した。
最終意見陳述で小番被告が証言台に立ち、被害者とその家族や自分の家族、法科大学院の同級生などに謝罪し「今回のことを忘れずに二度とこのようなことを起こさず、まじめに生きていきたいと思います」と頭を下げ、閉廷となった。
起訴状や供述調書などによると、小番被告は2012年に20代の妻と結婚。妻は収入のない小番被告を「3匹目のペットのネコ」と考えながらも不満がたまり、14年から男性弁護士の事務所で働き始め、不倫関係になったという。
妻は公判に一度も出廷しなかったが、5月30日付で「主人が今後正しい人生を歩めるようサポートしていく」とする陳述書を弁護側から提出している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160603-00000139-sph-soci