88ce4d21


96:
:2011/08/16(火) 11:47:54.17 ID:

JR駅近くの大型ショッピングセンター自転車置き場に一晩放置した。
翌日取りにいったらそこに自転車がない。見渡すと深夜2時以降は引取ます。との看板。

引取った業者が、どこにあるのかも知らなかったので、看板にある業者に電話し、場所を聞いた。
自分「昨日自転車を持っていかれたようです。これからそちらに行きたい。場所はどの辺りですか?」
業者「はあ?JR駅からでてるA町行きのバスの終点で降りろ。そこから先歩いてすぐだ!」
自分(泣きたい)「でも自分にとっては初めての場所で・・」
業者「分るから!しつこいんだよ!」という投げやりの対応。


そんだけの情報で、どうやって、辿り着くことができるというのか。それでも自転車は生活の必須アイテムなので、不安ながらもバスに乗る。

A町行きのバスは、終点まで40分くらいだった。JR駅から10分くらいで乗客は誰もいなくなり運転手と私だけになった。
バスの運転手に聞いた。
自分「自転車を持っていかれたので取りにいきたい。場所が分からないけど、運転手は分りますか?」
運「場所は分からない。」
自分「なんとか手当たり次第に探して見つけるしかないですね」
運「帰りはどうするのか?自転車を引き取って自宅まで帰るのは距離的に大変じゃないか」
自分「遠いのは分ってるけど、自転車で自宅に戻るつもり」(相当の距離だな、涙目)
運「規則にはないんだが、自転車をバスに乗せてJR駅近くになったら下ろしてやる」
自分(え、こんなうまい話あるのか)「マジですか?ありがとうそうします!」

終点に着いて、バス料金を払おうとした。
運「金はいいから早くもどってきな」

-続く-

 
☆この記事を見た方は☆
☆こんな記事も見ています☆



97: :2011/08/16(火) 11:49:05.12 ID:

-続き-
バスの終点から見渡す風景は、民家がポツリ、畑がある。背丈の高い雑草が多い茂ってる。小川が流れてる。
町のはずれだという強い印象。そして業者の目印になるものなど見当たらない。
自分は再度、業者に電話して場所を確認。
自分「今A町行きの路線バスの終点にいる。そこに行きたいが全く分からない。目印は?」
業者「看板があるからそこだ!うっせーな。イライラ。」プッツン ツーツー
自分(何なのあの態度)「・・・・・」
ようやく見つけた場所には、放置された自転車が100台近く所狭しとおいてある。(200台かもしれない)
そこから自分の自転車を探し出し、金(3500円)を払ってバス停に急いだ。(一晩の保管料としては高すぎる。)
領収書を手渡してくれた女性は、夜はスナックのママっぽい感じ。
以外の男らは、コワイ人たちばっか。3500円に納得できなかったが致し方ない。

バスの発車時間に間に合うよう急いで戻った。
運転手は、バスの座席を倒し、自分の自転車をそこに紐で括って乗せてくれた。定刻通りにバスはJR駅に向けて発車。
数人の乗客を乗せながら、駅まで戻るバス。
乗客が自分の「自転車」に視線がいってると思うと不安がいっぱいだった。
外の天気は今にも夕立がきそう。
-----
駅の近く(2つ手前)のバス停についた。
降りる人はいなかったが、運転手はバスを止め
自転車を降ろしてくれた。
自分「バス賃はいいんですか?」
運「いいから」
自分「ありがとう。感謝します」涙が出そうだった。


知らない自分のためにバス賃を取らず
引き返すバスに自転車を乗せてくれ
駅近くまで送ってくれた
バスの運転手の武勇伝。


 
元スレ:http://yuzuru.2ch.net/kankon/kako/1313/13130/1313068903.html
☆本日の人気記事☆